失敗しない部屋作り  〜 a comfortable room 〜 > エアコン

マンションと一戸建てのエアコンの取り付け方



いつもブログにアクセスして頂き
ありがとうございます。


暑くなってきたり寒くなったりすると、
エアコンを付けるタイミングを考えてくる
のではないでしょうか?



エアコンは現在の家電製品の中で一番
電気代のかかる商品です。

冷蔵庫や洗濯機のように一年中使う物は大体
10年未満で買い替える方も多いと思いますが
エアコンは季節商品なので、
意外に10年から15年、それ以上前の物を
使ってる方も多いみたいです。


しかし昔の物になればなるほど電気代は高く
省エネ効果も少ないのです。


電気代が高い事を知ってる方も多いので
ギリギリまでエアコンを付けるのを我慢
してるのではないですか?


そして、もう我慢できないと言う時に
エアコンを付けると、



動かない・・・・。



となり、急いで家電量販店に走る!
と言う方も多いと思います。


出来ればエアコンは本格的に使いだす前に
一度、試運転をしないとダメですね。






さて、新築住宅にしても、中古住宅にしても
エアコンを買う際に気を付けなければ
ならない事がいくつかあります。



まずは取付位置です。マンションの場合は、
配管を通す穴(スリーブ穴)が既に壁に
ありますので必然的にその穴の周辺が
エアコンの取付位置になります。


一般的なマンションの取付位置
DSC_0106 (1).jpg



一方、一戸建ての場合は壁に穴は空いて
いないのでエアコンの職人さんに空けて
もらう必要があります。



だからと言ってどこにでも取り付けれる
わけではありません。


エアコン用のコンセントが必ずあるので、
基本的にはそのコンセント周辺がエアコンの
取付位置と言う事になります。


でも、戸建ての場合のメリットはマンションと
違ってエアコンを取り付けた後の配管が
部屋の中に見えないということです。


マンションの場合
マンションエアコン(施工後).JPG



一戸建ての場合
エアコン戸建て.JPG


一戸建てのほうが見た目はスッキリ
見えますよね。


マンションの場合は部屋の中を
通る配管部分のカバーが意外に
高くつきます。


取付業者によって値段は違いますが、
一般的に10,000円〜20,000円ぐらい
必要になります。


また、穴までの長さや配管ルートによって
使うカバーの種類が多くなったりするので
もっと高くなることもあります。



マンションによってはかなり取付け方が
複雑な場合があります。


複雑な配管ルートの例を挙げると

複雑な配管ルートB.JPG

複雑な配管ルートA.JPG

複雑な配管ルート@.JPG


この3つの写真のどれも部屋内でかなりの
種類のパーツを使用していますのでかなり
高額になってきます。


もし今、エアコンの購入を検討されている方が
いらっしゃったら、取付位置と配管ルートの
確認をしてから、それをしっかり販売員の方に
伝えましょう。


間取り図面と部屋の写真をプリントアウトして
持っていけば間違いありません。

そうするとかなり正確な見積金額を
出してくれます。



そしてその金額をもって他店に交渉の
材料にしても良いですし、そのお店で
値引き交渉しても良いでしょう。



交渉を事前に出来ると言う所が大事です。


取付に来てから交渉はほぼ出来ないと
思ってもらって間違いありません。


交渉どころか普通に買うより高くなる方が
多いかもしれません。



取り付けに来た時に職人さんに

「こういう取付け方にしてほしい」

と伝えると、高い追加料金をその場で
払わなければいけなかった。


しかもそれが3台から4台分になる
事だってあるのです。


取付位置、取付方法が分かっていれば
事前にお店で交渉出来るので安くて済む
ケースが多いです。


エアコンの取付位置をぜひご確認の上、
購入するようにしてください。



今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。


残念なエアコンの取付け方

いつもブログにアクセスして頂き
ありがとうございます。



新しく住宅を購入された方は家具や
家電も全て新しくする人も多いと
思います。



特に新婚さんは何もかも新しい物で
そろえる方が多い事でしょう。


家具も部屋に合わせてコーディネートし、
家電も最新の物を揃え「カンペキ」と
思ってる方にこれだけは忘れないよう
にして頂きたいことが一つあります。


それはエアコンの配管カバーです。

私はお客様の家に行くことも多いのですが、
お部屋は本当にお洒落に仕上がってるのに
エアコンの配管カバーが取付していないと
本当にもったいなく思います。


このようなエアコンの仕上げの方が多いです。

テープ巻き(室内).jpg
これが室内側


室外機テープ巻き 002.jpg
これが室外側



エアコンは家電量販店で買う方が多いと
思います。

その際、標準工事付と書いてあるので
ほとんどの方がそれで満足しています。


量販店で配管カバーを頼むと1台あたり
15,000円〜25,000円ほど必要になります。

もしエアコンを4台購入したとすれば
60,000円〜100,000円必要になります。


この値段を聞くと諦める方も多いでしょう。

そこで、多くの方は外側だけ配管カバーを
お願いします。

IMG_2263.JPG
配管カバー付(室外側)


それでは正直、意味がありません。
どちらかと言うと部屋の中の方が大事です。


IMG_0471.JPG
配管カバー付(室内側)



それではなぜ量販店は売り上げが上がるのに
配管カバーをそんなに進めないのでしょうか?


それはマンションの場合で考えてみましょう。
マンションの場合は必ずエアコンの配管を
通す穴(スリーブ穴)がすでにあります。


その近くにエアコンを取り付けるわけですが、
エアコンの取付はパターンが部屋別に
違う事がほとんどです。


その為、配管カバーの部品の種類をかなりの
量を持っていかないと職人が対応できません。


それは図面を見ただけでは分かりません。
量販店もいちいち部屋を見に行く事は
よっぽどでない限り見に行きません。



配管カバーを進めて、もしややこしい
取付方法だったりするとあとでクレームに
なりますのであまり店頭でお客さんに
進めることをしないのです。


特にこのようにスリーブ穴が窓の下に
ある場合は部品がたくさん必要になります。


IMG_2260.JPG


だから配管カバーを取付していない
住宅が多いんですね。


でも実際取付が終わるとあまりの見栄えの
悪さにやっぱり配管カバーを付けてほしい
と連絡があることもしばしばあります。


その場合ですが、エアコンをとりつけたまま
配管カバーは出来ないと思ってもらった方が
間違いないです。


一旦、配管を外して配管カバーを付けてから
再度配管を接続しなおなさいといけません。


最悪は配管の長さが足りず、配管を溶接するか
もう一度1からやり直す場合もあります。


その場合の費用は1台あたり3万円以上
になる可能性も多大にあります。


そうならないためにも、少なくともリビング
だけでも室内外の配管カバーは付けるように
しましょう。



もし、エアコンを買いに行くときは平面図と
エアコンを取付する箇所の写真を見せれば
取付方法がほぼわかるので、金額もその場で
出るケースが多いです。


そうすればエアコン本体やそのほかの家電も
一緒に購入する時に値引き交渉で配管カバー
費用が浮いてくるかもしれません。




せっかくおしゃれで個性的な部屋にしたのに
エアコンの配管カバーがなければ本当に
残念な部屋になってしまいます。



どうかエアコン購入時には気を付けて
頂ければと思います。



今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。


マルチエアコンを検討されてる方へ

いつもブログにアクセス
して頂きありがとうございます。


さて、皆さんはマルチエアコンというのを
ご存知でしょうか?


マルチエアコンというのは
1台の室外機で複数台の室内機を
取り付けが出来る商品です。




極端にいえば家の中のエアコンを
室外機1台でまかなうという事だって
できるのです。


一見良さそうに見えますが、
マルチエアコンはどうしようもない時の
最終手段にした方が良いと思いますので
その理由をお伝えしたいと思います。



まず、マルチエアコンのメリットや
デメリットをお伝えしたいと思います。

【 メリット 】

・室内機を通常の壁掛け型だけでなく
 壁埋め込み型や天井カセット型等、
 形状を選択できる。

・室外機が1台で済むので庭やバルコニー
 もスッキリし、スペースに余裕が出来る。


【 デメリット 】

・一般的なエアコンに比べて機能が少ない

・室外機が故障すると接続してる
 室内機が全て使えなくなる。

・複数台を1度に使用すると室外機に
 負荷がかかり、室内機の能力が落ちる。

・量販店での取り扱いが少ないため
 機能が少ない割に高額。


以上のような点がメリット・デメリット
として挙げられます。


デメリットの方が多く、これも見るだけでも
マルチエアコンを選ぶ方は少ないと思います。


しかし、分譲マンションなどは、
最初からマルチエアコンの設定に
なっている場合もあります。


その場合はマルチエアコンを
取付するしかありません。
(もし2段置き架台を設置できる場合は
ぜひそうして下さい。)



エアコン設置後のイメージ

Aタイプ洋室 外機.JPG


日晴金属 クーラーキャッチャー 二段置用 C-WG CWG



2段置き架台も置けない場合は
マルチエアコンを検討して頂くことに
なりますが、家電量販店に相談に行くより
街の電気工事屋さんに行って相談して
見てください。
(出来れば両方とも見積もりを
出してもらって比較するのがベストです。)


おそらく家電量販店の方が
高くなるでしょう。
家電量販店はマルチエアコンの取り扱いは
少ないため、商品代も高めです。


それに何より工事費が高いです。

最初からマルチエアコンの設定になってる
住宅は取付け方が複雑な場合が多いです。
(ここで言う取り付け方というのは
部屋の構造上、エアコンの配管経路が長い
とか、天井裏に配管を通さないと
いけなかったり、という取付け方です。)


その為、工事費が通常よりもかなり高く
設定される事が考えられます。

エアコンの機種にもよりますが
工務店や街の電気屋さんの方が
ビックリするぐらい安い場合がありますので
必ず見積もりを比較して購入するように
して下さい。


それからデメリットの所にも書きましたが、
マルチエアコンは室外機が故障すると、
全てのエアコンが使用できなくなる。

と、いう点が一番大きいかとおもいます。

マルチエアコンは通常のルームエアコンとは
違い毎年新しい物が発売されるものでは
ありません。


ですから、故障しても比較的スピーディに
修理に来てくれると思いますが、
壊れる時と言うのはエアコンが
必要になってる時なので、
1日でも使用できなくなると、
非常に困りますよね。

メーカーはダイキンが良いと思います。
アフターサービスも365日24時間連絡が
付くようになってますし、何よりエアコン
専門メーカーなので特殊な機械の対応にも
長けてると思います。


ぴちょんくんでおなじみのダイキン




また、エアコンに関しては過去にも色々
書いてますので、良かったらご覧ください。

エアコン買うならこの時期がお得

せっかくおしゃれな部屋なのに・・・

エアコンからポコポコ音が鳴る時


今回も最後までお読み頂き
ありがとうございました。